噛み合わせ・顎関節

１つでも当てはまる方は
要注意

• あごが片方だけ痛い。
• 食事をするとあごが痛む。
• 朝起きるとあごがだるい。
• 知覚過敏になった。
• 知覚過敏がどんどんひどくなっている。
• 口を大きく開けると痛い。
• 口を開けたり動かしたりすると音が鳴る。
• 肩や首の凝りが良くならない。
• 詰めものや被せものが欠けたりとれたり
  しやすい。

噛み合わせの悪さから
起こる問題

噛み合わせが悪いとお口だけではなく、体全体にさまざまな症状が表れます。

• 

  顎関節症

  噛み合わせが悪いとあごに負担がかかります。その状態が続くと口を開けるだけで痛みを感じるようになり、やがて大きく口を開けられない、口を動かすとジャリジャリ音が鳴るなどの症状が表れます。

• 

  詰めものや被せものの破損、
  天然歯の亀裂

  特定の歯に強い力がかかり続けると、詰めものや被せもの、さらには天然歯に負担がかかり、欠けや割れが生じます。最悪の場合、歯に亀裂が入って抜歯しなければなりません。

• 

  咬合性外傷

  過度な噛み合わせの力によって、歯や歯茎、歯を支えている骨に損傷を受けることがあります。

• 

  頭痛、肩こり、目まい

  マッサージを受けても頭痛や肩こり、目まいが治らない場合は、噛み合わせが原因かもしれません。噛み合わせが悪いとあごに大きな負担がかかり、あごとつながっている首や肩も緊張しやすくなります。

• 

  ストレス

  噛み合わせが悪いと食事や発音のたびにストレスがかかり、無意識にストレスが蓄積していきます。その結果、全身の不調につながることもあります。

噛み合わせ・顎関節の
治療法

Treatment 01スプリント（マウスピース）治療

マウスピースは歯を守る役割があります。歯ぎしりや食いしばりによるあごの関節や咀嚼筋への負担を軽減させます。

Treatment 02被せものや入れ歯の調整

被せものや入れ歯で強く接触している部分があると、噛み合わせが悪くなる原因となります。調整をおこなうことで、均等に力が分散されるようにします。

Treatment 03生活指導

頬杖をつく、猫背になりやすい、爪を噛む癖があるなど、顎関節症には生活習慣が大きく影響します。患者様のお話をじっくりとお聞きしたうえで、改善点を見つけていきます。

歯列矯正による
噛み合わせ治療

上記のマウスピースや投薬による治療は、根本的な原因解決には至りません。一時的に負担を軽減させることができても、元々の噛み合わせに問題がある場合、繰り返し症状が出てきてしまうことになります。正しい噛み合わせをつくることは、顎関節症などの症状を改善したり、進行を抑制することができます。歯列矯正による噛み合わせ治療をおこなうことで、根本的な原因を解決することが重要です。

いつも無意識にしている行動や癖が、噛み合わせが悪化させているかもしれません。当てはまる項目が１つでもあれば、意識的に改善していきましょう。

• 緊張している時や集中している時に強く
  歯を食いしばる。
• よく頬杖をつく。
• 猫背気味である。
• 足を組んで食事する。
• 片方ばかりで噛む。
• よくうつ伏せで寝ている。
• よく歯ぎしりをしているといわれる。
• 無意識に頬の内側を噛む癖がある。

また、事故によって外傷を負った場合や、生まれつき骨格や関節に問題がある場合は、過度のストレスによってあご周りの筋肉が緊張状態に陥り、あごの関節や噛み合わせに影響することもあります。

無意識の食いしばりに
要注意

上下の歯を無意識に接触させる癖や食いしばりのことを「TCH（歯牙接触癖）」といいます。噛んだり、喋ったりしている時間を含めても、上下の歯が接触しているのは1日約17分。この状態を超えると、脳が歯の接触に慣れ、違和感がなくなっていきます。その結果、歯に過度な力がかかり、痛みや知覚過敏を引き起こすのです。

心当たりはありませんか

• 集中する作業や細かい作業をすることが
  多い。
• パソコン・スマホ・ゲーム画面を見る
  時間が長い。
• 大きなストレスを抱えている。
• 糖尿病の方（自律神経が興奮しやすく、筋緊張や痙攣につながる）。

原因不明の肩こりや歯の痛みに悩まれている方は、TCHを疑ってみても良いかもしれません。