2011/08

前歯で痛みなくしっかり噛みたい

今回は右上の前歯①に痛みがあり思うように噛めないということでご来院された50代女性の症例です。
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↓以前から被せものをしている歯でフロスを通すとグラグラしているようでした。実際にレントゲンで確認してみたところ根っこが割れていたようです。左写真を拡大してみると、薄い影が見えます。これは、自分の歯と被せ物の間にすき間ができているためしっかりくっついていない状態と言えます。
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↓痛みのあったところに実際に入っていたものです。やはり割れていました。
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↓歯の根っこに病巣が見当たらなかったことから抜歯した当日にインプラント(使用メーカー:ノーベルバイオケア)を埋入しました。
通常のインプラント治療は、抜歯して数か月経過してからインプラントを埋入することが多いのですが、埋入できる十分な骨の量がある、歯周病にかかっていないなどの条件を満たしている方におすすめできる方法です。
また、今回は唇側の骨が薄かったためインプラントが安定するように骨組織を再生させる方法(GBR法)を行いました。骨がつくられ、インプラントが自分の骨と密着する間刺激を与えないようにコラーゲンの製剤を入れ縫合しました。
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抜歯後、すぐにインプラントを埋入するメリットとして・・・
●切開や、はく離をしなくて済む事が多いので痛みや腫れが少ない。(抜歯程度)
●抜歯とインプラント手術の2回の外科処置が1回の手術回数で済むため身体的、精神的負担が少ない。
●抜歯と同時にインプラント埋入するので治療期間が短くて済む。
●抜歯直後は、生体の治癒力が活発に働くため傷口の回復が良い。
●歯肉(歯ぐき)などの軟組織の形態が維持しやすい。
●早期に審美性が回復する。
などがあります。

ただし、通常のインプラントの埋入と違い手術のテクニックが相当必要です。またどんなケースにでもできるわけではありません。

↓患者様の模型に被せてみて色や形を確認します(左写真)。実際に右上前歯2本にはめるものです。①はインプラント用で歯と歯の中のコアのセットになります。もう一つの歯は歯茎のふちが黒く見えていたのでやりかえる事になった②の歯になります。(右写真)
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↓②の歯はもともとの自分の歯に、被せ物をつけました。当初の前歯の痛みや歯茎のふちの黒ずみもなくなり周りの歯と見分けがつかないくらいに仕上がることができました。
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↓インプラント治療1年後の状態です。レントゲンでみてもインプラントがしっかりと固定されているのが分かり経過は良好です。
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前歯の見た目と奥歯で物が噛めるようになりたい

奥歯がなく物が噛めないので全体的に治療を希望をされている40代女性の患者様です。
また幼い頃から抗生物質(テトラサイクリン系)をよく飲まれていた為か、
歯の着色が目立つようになっていました。重度の歯周炎もあり、
同時に歯茎の治療も行っていきました。
歯周病を治療せず歯の見た目だけ治していくと、
せっかく入れたものが長持ちしなくなります。
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↓下のレントゲンでも分かるように、上の歯左右ともに奥歯がありません。また、
前歯は銀色の被せ物が大きく覆っています。下顎も左右歯のないところがあります。
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まず前歯ですが、向かって右側の前歯は下がっていた歯茎をなおす治療を行いました。
また前歯5本は白い土台のファイバーポストにし、
黒くなっていた前歯は抜歯をしました。
抜歯後すぐに仮歯を入れているので少し出血痕が見られますが、自然となじんできます。
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左側は仮歯で、右側は実際に入れたジルコニアのブリッジです。
通常、前歯にはセラミックを使用しますが、
ブリッジにする場合多くの歯を支えるため強度のあるジルコニアを使用しています。
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患者様は固定式の歯を希望されていましたのでインプラントを選択されたのですが、奥歯がなくなり時間が経っていたので、骨はどんどんやせてしまっていました。すぐにインプラントを埋入することができず、骨の高さや幅を増やす(歯槽堤増大術)外科処置を行いました。その後、約3ヶ月経ったのちインプラントを埋入しました。以下のスライドは右上2本、左上3本のインプラントにジルコニアをセットしたものです。
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前歯のブリッジと奥歯のインプラントで
審美面と機能面のどちらもかなうことができました。
また歯周病の治療を行い歯茎の状態もよくなり
治療した歯が一層健康で自然な仕上がりに見えます。

↓次に下顎ですが、左右の奥歯はインプラントで固定式の歯にし、
銀歯の被せ物のところは見た目と
今後のお口の中を審美的に維持していくため
白い土台をたてなおしジルコニアの被せ物にしました。
以下の画像はインプラントをいれた奥歯の状態です。
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↓右下前歯もインプラントを行い、白い被せ物をセットしました。
右側の写真は実際にセットしたジルコニアです。
前歯側になるので土台も白く天然歯に近い仕上がりになりました。
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レントゲンで見ても確認できるように上下に固定式のインプラントが入っているので
両方の奥歯でしっかり噛めるようになっています。

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奥歯の痛みと前歯をきれいにしたい

1年前に他院で神経を抜いた上の奥歯が痛むとの事でご来院された20代男性の症例です。前歯も虫歯になっており、同時に治療を進めました。
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↓左上の白く被せてある場所にインプラント治療を行っていく様子です。
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↓インプラント治療後の口の内側を撮影したものです。
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まず奥歯に関しては、他院での治療途中で神経が抜いてあり白い仮封をした状態でした。神経を抜いた歯は歯への栄養が行き渡らずもろくなってしまいます。この歯は抜歯するしかありませんでした。抜歯後の選択肢としてブリッジ、義歯、インプラントがありますが、周りの健康な歯に負担をかけないようインプラントを選択されました。

また前歯は虫歯が進んでおり、神経が残せない状態でした。神経がないと変色してきますので特に前歯は今後周りの歯と色の違いが出てこないようにオールセラミックを入れることを選択されました。虫歯にもなりにくいですので安心です。
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白くきれいな前歯になり随分印象が変わりました。

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